仕込経過 見てね! 
仕込みがはじまりました。
水・蒸し米・こうじ・酵母(アデニン要求性酵母) を加えた状態です。
  
 
今年も無事(ピンク色)に発色しました。1年目「発色するの?」、2年目「今年も大丈夫?」と毎年ドキドキしながらのスタートです。
360リットルタンクから660リットルタンクに移し、この酒母にこうじ・水・蒸し米を加えて『もろみ』を仕込んでいきます。本仕込み段階に入った直後の写真です。
踊りとは、酵母(アデニン要求性酵母)の増殖を進める為に仕込みをお休みすることです。
660リットルタンクから1532リットルタンクに移し、通常の酒造りより1日早く留仕込みをして仕込みは完了します。ピンクのお酒は全て手作業で行なうので、重い蒸し米を運んで加えるのは重労働なんですよ。
下の写真はHP初登場の武田杜氏です。蒸し米を加えた後、櫂(かい)を入れている(混ぜている)所です。
このもろみ温度は12℃あり、数日後にはこのタンクから泡が吹き出る(高泡)くらい酵母が元気に働いているそうです。(武田杜氏談)
発酵状態は良好です! 泡があふれ出ないように蓋をして、泡消し機で元気な酵母の泡を消しています。ピンクのお酒は通常の酒造りと違いタンクが小さい為、機械のセッティングはとても原始的です。
発酵のピークも過ぎ、泡消し機の必要もなくなりました。これから徐々に泡が消えていきます。
もろみの状態は発酵が落ちつき始めたので昨日よりも泡が少なくなりました。写真はピンクのお酒及び通常のお酒を分析している所です。
泡が少し少なくなってきてるのが分かるでしょうか?
もう殆んど泡がなくなってきました。アデニン要求性酵母独特の香り(甘酸っぱいと表現していいのか?)が感じられるようになりました。

19日に搾り、20日に火入れを済ませました。

お待たせいたしました!
「桃色にごり酒・夢の音色」完成致しました。

(500ml瓶詰品¥1000円)

  アルコール分 11〜12度
  総酸度     2.2
  アミノ酸     2.0
  日本酒度    -18


      レポート担当:中村でした


このレポートは、相生酒造(株)から転載了承をいただいたデータの抜粋です。